2016年9月22日木曜日

オレンジ、ジャスミン、ジンジャー


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ジャスミンはチンキです。ドライをホワイトリカーで漬けたもの。無水エタノールでも作ってみたけど、水分があるほうがよい香りが出ます。
そこにオレンジとジンジャー精油を垂らしました。柑橘+フローラル+スパイスの組み合わせは本当に王道でまずハズレがありません。



しまい込んでいたヒマラヤンザルツ(岩塩の塊)が出てきたので一緒に放り込みました。
精油のボトルは大きさの比較のため隣に並べたもの。この精油知ってる方にしかわからないというあまり意味のない対照物ですね。

ジンジャーと塩の効果で上がった後もぽかぽかです。昼間はまだ汗ばむことも多いですが、夜にはこういう温まるものが嬉しい季節になってきましたね。

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2016年9月17日土曜日

ベルガモット、ラベンダー、サイプレス


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暑くなったり涼しくなったり雨降ったりで体の調子が良くないのでまた久しぶりに浴槽につかりました。今後はなるべく湯舟で温まるよう心がけたいと思います。

アロマバス再開にはやっぱ私的定番のラベンダーがないと、ということで今日は写真もラベンダー。夜だしもう夏じゃないしということでフロクマリンフリーじゃないベルガモット。

むくみがあるようなのでなんとかしたいのだけれど強い香りは嫌だ、という時にはサイプレスをよく使います。弱いか?と聞かれると微妙としか言いようがありませんが、少なくとも他のむくみに良いよとされる精油よりは穏やかな気がするのです。

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2016年9月9日金曜日

ローズマリージュニパー、レモングラス(朝風呂)



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夜行バスで帰ってくると、どうしても足がかなりむくんでいるのでその辺を緩和してくれそうな精油を選ぶことになります。

ジュニパーは必須。レモングラスも登場頻度高い。今日はいろいろやることがあるので覚醒を期待してローズマリーを入れてみましたがやっぱり上がったら眠くて眠くて。
少し仮眠してからもろもろ片づけることにいたします。


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2016年9月5日月曜日

かぼす風呂



薬用入浴剤 かぼす風呂 3包入(医薬部外品)

ここもほったらかしで一か月過ぎてしまいました。毎日暑いものでシャワーでさっさと済ませる日が続いていたのですが、ここのところ夏バテらしきだるさが取れず、久々にお湯につかることにしたのです。
これから涼しくなってくるとこのブログの更新もまた増えます。(と思います)

今日のお風呂は先月久住の温泉で買ってきた入浴剤。このパッケージの中に3包入っています。
大分県と言えばカボスですからね。カボスやレモンや温州ミカンの粉末にゼニアオイやニワトコなどの抽出液を加えた酵素入浴剤。カボス末の働きで温浴効果を高め血行を促進してくれるのだそうです。夏バテにはぴったりですね。

しかしなぜか申し訳ないことに、お湯につかっている間中あの懐かしの「○スクリン」が思い出されてならなかったのでした。香りになんかあれを連想させる部分がありまして...。

それとお湯の色が○スクリンによく似た鮮やかなグリーンというところも拍車をかけた気がします。おそらくはカボスのイメージを狙って緑にされたのでしょうが…。

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2016年8月4日木曜日

月桃



また精油ではなくハーブ。
月桃のチンキをとった残りの葉っぱを布袋に包みました。かなり長い間つけていたのですっかり茶色になっています。

香りはゼラニウムに似ていますが、ゼラニウムほどもったりとはしておらずあと味スッキリといった感じです。この清涼感は1,8シネオールによるものなのでしょうか。
チンキの方もしっかり香りが出ていたので化粧水などに活躍してくれそうです。

2016年7月29日金曜日

ユズ、ネロリ、ラベンダー



久しぶりに「アロマバス」と呼べる風呂に入りました。

ラベンダーは精油ではなく、昼間に蒸留した後の生花を布袋に包んでお湯に入れました。写真は蒸留前ですのでまだきれいな花の状態です。
かなり長時間芳香成分を搾りとったつもりでいたんですが、まだまだ良い仕事をしてくれました。若干乾草のような柔らかい香りになります。お湯の色は色は花から連想する青紫ではなくごく薄い茶色です。ユズやネロリの酸味とよく合います。
このお風呂に入ると今年のラベンダーも終わりだなと少し寂しい気分になりますね。

それにしても、お湯に入った瞬間「おおあったかい!」と感じるとはどれだけ冷房で冷えているんでしょう…。冷えは良くないけど暑すぎるのも不快、体を動かそうにも外は熱中症の危険、体調を整えることが難しい季節ですね。



2016年7月18日月曜日

ラベンダー生花



照明が暗かったのであまり良い写真ではないんですが、ラベンダー祭りをやっている間に一度はやろうと思っていた生花でのお風呂。お湯に入れた時の香りはそんなには強くありません。

ひとつかみ分くらいの生花を使います。そのままバラっと放り込んだら気分が出るかも知れませんが、掃除が面倒なので布袋に入れてから。

このラベンダーは「おかむらさき」なんですが、生花はドライに比べてフレッシュで酸味のある香りです。摘む前、ラベンダー畑で咲いている時の香りは干草のような甘みが若干混じっているように思います。

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ラベンダー祭りという名のワークショップやります。
北海道から届くラベンダー生花でご一緒に遊びましょう。

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2016年7月12日火曜日

レモン、ティーツリー、サイプレス


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写真はティーツリー Melaleuca alternifolia の花。精油になるのは枝葉だけれど、'Snow in Summer' という別名の通り白い花が涼しげだったので借りてきました。

まだ梅雨が明けず、雨が降っても蒸し暑いという気候ですのでほぼ一日中エアコンの中に居ます。熱中症も怖いけどきっとこれはこれで体に良くないと思うので、せめて浴槽につかる機会を増やしたいものですね。

さすがに甘い香りは欲しくなく、血圧を上げるペパーミントやハッカは使いたくない。というわけでこういう組み合わせになりました。ティーツリーは一見苦いけど、意外と柑橘に合うので案外使いやすい。グレープフルーツやライムとブレンドするのが好きなんですが今日はレモンで。サイプレスは隠し味的に、と少なめにしたら本当に隠れてしまってあまり感じませんでした。

明日午前中にラベンダーの生花が届きますので、しばらくの間ラベンダーで浮かれた日々を送ります。

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2016年7月5日火曜日

ラベンダーのバスサシェ



ファーム富田さんのバスサシェ。もちろんラベンダーのみ。
不織布の袋にドライのラベンダーが入っています。

あまりにも大事にしまいこみすぎていたものを今日発見し早速使いました。
少量の熱湯に少しつけこみ、成分を十分に抽出してお湯ごと浴槽に入れてしまいます。
精油ほどの香り立ちは無いですが、干草のような甘い香りになります。生やドライのラベンダーの場合、精油にはほんのちょっとしか入っていない「クマリン」が結構頑張っている印象を受けます。

お湯はうっすらと茶色になります。残念ながら花のあの鮮やかな青紫には染まることはありません。染まるとしたら着色料が入っています。

2016年7月3日日曜日

ベルガモット、マンダリン(緑)、ラベンダー


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何故か温泉のホームページを見てしまいお湯につかりたくなりました。ここ数日の張りつめた感じをほぐそうと安らかな気分になる精油ばかり選んでいます。

実を言うと柑橘がマンダリンのみ、というのは少し苦手。苦味というかえぐみのようなものを感じてしまいます。今日はベルガモットと合わせたのでそれも和らぎまったりくつろげる香りになりました。
ラベンダーが入ってるのはもはや習い性。私のワンパターン。

香りの好みが十人十色であることは教えてるくらいだからよくわかってるつもりなんですが、たまに「ラベンダーが嫌い」という意見を見かけると「なんで!?どうして?良い香りじゃないの!」と詰め寄りたくなってしまいます。もちろん口にも態度にも出しはしませんけれど、そのくらい理解できない。つまりそのくらいラベンダーの香りが好きというかあるのが当たり前というか、私にとって不可欠の存在になりつつあるのを感じるのです。

で、まあその理解できない気持ちをどうやっておさえるかというと「キャベツ嫌い!?なんで?美味しいじゃないの!」と言われた時のことを思い出すのですね。アナタには美味しくたって私はどうしても駄目なんだよと。それに置き換えてみると詰め寄りたい気持ちがすーっと醒めていくのがわかります。つまらない余談で失礼しました。

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2016年6月15日水曜日

ユズ、ラベンダー、ネロリ


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暖かくなってきたらシャワーで済ますことがほとんどになりますが、エアコンをつける時期になると湯船につかる日が少し増えます(寒い時期ほどではないのですが)。

ユズとラベンダーは量が少なすぎたのかあまり存在を感じず、ひたすらネロリが主張する風呂でした。
花精油の香りは「甘い」と表現されることが多いように思いますが、私はネロリを「甘い」とは感じません。もちろん嫌いな香りではなくむしろ芳香と思っています。ただ「甘く」はないんです。言葉にするなら「滑らか」です。

ネロリはご存知の通りビターオレンジの花から採取しますので、flickrを「orange flower」で検索すればなんかいい画像が出てくるかなとやってみたんですが、文字通り「オレンジ色の花」の画像ばっかりヒットします。あちらの方にとって柑橘の花は写真に撮るほど重要なものじゃないのでしょうかね。

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2016年5月21日土曜日

ラベンダー、カモミールジャーマン



ドライハーブのみのお風呂です。精油に比べると香りはおだやか過ぎて物足りなく感じることもありますがたまにはいい。

適当に入れたのでラベンダーとカモミールの割合は3:7くらい。カモミールは実家で収穫したものですが、何年か前に蒸留してみたらほんの少しだけ青いつぶつぶのようなもの(アズレンと思われる)が浮いたので多分ジャーマン。

総量はひとつかみくらい。ハンカチやガーゼで包んでも良いですが、私は薄手の生地で専用の巾着袋を作っています(あまりできばえ良くないので写真は割愛)。情緒はないですがお茶パックを使えばそのまま捨てられるので楽ですね。

このハーブミックスはあらかじめ熱湯にしばらく浸して香りを出し、入浴直前にその浸出液ごと浴槽に入れます。お風呂のお湯程度の温度だと低すぎて香りが出ないことが多いです。

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2016年4月30日土曜日

しょうぶ湯



温かくなってくるとシャワーで済ませることが多くなりしばらくこちらをほったらかしてしまいました。
ぼちぼち書いていきます。

こどもの日には少し早いですけど近所のスーパーで売っていたパックのしょうぶ湯。150円くらいで2袋入っていました。冬のゆず湯と同様、広島のこだま食品さんの商品です。

しょうぶとよもぎの葉にみかんの皮が加えてあり親しみやすい柔らかい香りです。ゆず湯ほどは香りが皮膚に残らないようですね。全部の材料が国産というこだわりっぷりです。

実家だと母がどっかからしょうぶの葉を持ってきて長いまま風呂に放り込むのでポキポキ折りながら入らなくてはならないんですが(まあそれはそれでいい香りなんですけど)、この商品は乾燥させて細かくしてあるのでお湯の中で適宜揉むだけ。手間がはぶけて楽ですね。

もう1袋あるので近いうちにまたしょうぶ湯が楽しめます。

2016年4月5日火曜日

レモン、クロモジ


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クロモジ精油がとても人気があるのは「樹木精油の割にとても華やか」な香りゆえであると思います。スパイシーなハーブのような、ゲラニオールが多いんだろうなあと思わせる甘い香りです。甘い中にもしっかりグリーン感があるところはゼラニウムに似ています。

何にあわせたら良いだろうかとしばらく悩み、無難にレモンにしました。ゲラニオールが多い精油はレモンやオレンジにとてもよく合うと思います。個人的な好みですが。
お湯に入れるとクロモジのスパイシー感はさらに際立ち、まるで山椒のような辛味でした。この地味な枝葉が華やかな香りを秘めている不思議。それに気づいて和菓子の楊枝に採用した昔の人の感覚はすごいものだなと感心します。

2016年4月4日月曜日

オレンジ、カモミールローマン、イランイラン


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「THE アロマテラピー」という感じのブレンド。馴染み深い精油ばかりで柔らかく明るい香りです。イランイランを入れすぎると重くなってしまいますけれど。

写真はfliclerを「Cananga odorata」で検索したら出てきたものです。説明書きがないので断言はできないんですけれどどうもイランイランの種(実)じゃないかと。この種からオイルが採れるというわけじゃないと思いますが、珍しかったので載せてみました。こういうの現地に行かないと絶対見られないですよね。マダガスカルは遠い。

あ、自分で育てたら見られるのか。以前枯らしたもんなあ。またチャレンジしてみるかなあ。

2016年4月1日金曜日

ベルガモット、マンダリン(緑)、ネロリ


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軽くてリラックスできる香りを、と選んでいったら柑橘由来のものばかりになりました。クリームや乳液の香り付けにもよさそうなブレンドです。ただし使用は夜間のみに限定するかフロクマリンフリーのベルガモットを使うという条件付ですけれど。ベースノート精油を加えればフレグランスにもなりますね。

しばらく悩まされていた胃腸の不調ですが、検査を受けたところ特に病気は見つからなくて一安心でした。ということは原因はストレスしか考えられず…。そりゃ心配事がまったく無いとは言いませんが、そんなに溜め込む性質じゃないつもりだったんですけどね。案外発散できてないのでしょうか。これからはストレスケアのための精油ブレンドをよりいっそう極めていきたいと思います。

2016年3月31日木曜日

ラベンダー、乳香、ヒノキ(葉)


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一応これも「森林浴」的な香り。苦すぎず甘くもなく。
乳香の香りには「木」のような部分もあるので、樹木系精油とブレンドしてもよく合います。ラベンダーが加わっているのはもはや習慣のようなもの。

ヒノキは葉の部分の精油なのでいわゆるヒノキ風呂の香りとは全然違う、いわゆる葉っぱというか「樹木」の香りです。ローズマリーのようなグリーン感があるけどもっとトーンが低くて力強い。

2016年3月26日土曜日

オレンジ、レモングラス、スコッチパイン


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足が少しむくんでいるしどうも寒くてしょうがないのでレモングラス(何故かこれが一番温まる)。いつもならジュニパーとかもうちょっと柔らかめのものを組み合わせるのだけど今日はなんとなくスコッチパイン。レモングラスの甘さがやや抑えられた香りになりました。
お湯につかりながら軽くふくらはぎを揉みます。本当はトリートメントオイル作ってケアしたほうが良いのだろうけどくたびれたので億劫。

レモングラスは皮膚刺激があるので使用量には注意が必要です。今日は少し入れすぎたみたいで皮膚の柔らかい部分にちくちくするような刺激を感じました。

2016年3月25日金曜日

ベルガモット、ラベンダー、ダグラスファー


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軽くて負担にならない香り…、と思いあぐねてたどりついた組み合わせ。いつもはラベンダーとダグラスファーだけのブレンドが多いんですが、今夜は香りをよりすっきりさせるのと鎮静効果アップを求めてベルガモットを加えてみました。
ダグラスファーPseudotsuga menziesiiは和名をベイマツという針葉樹の枝(多分葉も)を蒸留して採取された精油です。青リンゴのようなフルーティな良い香りです。

樹木じゃなくて何かの果実じゃないかと思ってしまうくらい軽くて甘い香りで軽い渋みがあります。この精油、私は大好きなんですけどあんまりメジャーじゃないのが残念。良い香りというだけでは弱いんでしょうか。この精油でなければ!というくらいのめざましい効用がないとやっぱり駄目なんですかね。アロマテラピーの世界では。

ベイマツの材木は建材としてとても人気があるらしく、日本にもたくさん輸入されています。材の方にもあの青リンゴの香りがあるのかなと思って試したことがあるんですが、残念ながらただの「木の匂い」しか感じませんでした。

2016年3月22日火曜日

ユズ、カモミールローマン、ラベンダー


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眠くて適当にパパっと選んだはいいけど数日前にやったブレンドとあまり代わり映えがしませんでした。近頃は眠りたい、休みたいと思ってたらカモミールローマンを選んでしまうみたいです。

ユズは甘い中にグレープフルーツとは違った苦味を持つので、やわらかい香りにもさっぱりした香りにも仕上げることのできる便利な精油です。柑橘系精油は皮を圧搾して抽出するのが一般的ですが、ユズ精油に限っては水蒸気蒸留のものがけっこう出回っているのも面白いところですね。熱にも強いんでしょうか。
一度皮を蒸留してみたことがありますが、確かにハーブウォーターの上部に精油らしき膜ができました(採取できるまでにはいたりませんでしたが)。

2016年3月19日土曜日

ベルガモット、ホーウッド、乳香


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ラベンダーにするところをホーウッドでひとひねりしたつもり…(貧しい発想だな我ながら)。
調子が悪いと甘い香りがしんどく感じることも多いので、酸味やら苦味やらで構成されしかも重くないブレンド、というのが好ましいんですが、苦すぎても駄目なのでこれが案外難しいです。

ベルガモットは他の柑橘に比べ複雑な香りですが、柑橘の甘さはあまり感じられずさっぱりした部分があります。なのでこういう時使いやすい。

胃腸の不調にはスパイス系の精油と言われますが、コリアンダーとかバジルとかアニスとかのあの個性強い面々に今向かい合える気がしない。よけい具合悪くなりそうで穏やかな香りの精油ばかりに手が伸びます。

2016年3月18日金曜日

レモン、スコッチパイン


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胃腸の調子が悪いのですっきりした香り…、と考えてたどり着きました。
スコッチパインを樹木系と組み合わせるいつもの「ヤニ風呂」ではなく、柑橘とのみブレンドしたさっぱりした香りです。体調悪いときにはこういうシンプルなのがいい。

珍しく夜のお風呂にレモンが使いたくなったのは、胃腸悪い→すっぱいものが欲しい→レモン、という連想なんだと思います。レモン精油はそんなにすごくすっぱい香りというわけでもないのにね。

福岡のスギ花粉は終息に向かってるようで花粉症の症状も一段落ついてきましたが、こっちの不調の方がなかなか良くなりません。

2016年3月17日木曜日

ラベンダー、ネロリ、サンダルウッド



ラベンダーは精油ではなく、無水エタノールで抽出したチンキ。
10mlほどに他の精油を加えて使います。アルコールですから精油の溶け具合もよく使いやすいです。

確か1週間くらいしか漬け込んでいないので色は薄めでしたが香りはちゃんと出ていました。それにネロリとサンダルウッドですから良い香りにならないわけがない。

写真では少し暗めに写ってしまっていますが、実際には少し青みがかった黄緑色でなかなか好みの色です。こればかりは遮光瓶に入れず透明ガラスの瓶で楽しみたいものですね。

2016年3月15日火曜日

オレンジ、カモミールローマン、ラベンダー


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数日ごたついていましたが、ようやくアロマバスに入れるくらいの時間を持てるようになりました。忙しいっていうんでは全然なくってただひたすらに私が時間の使い方が下手なだけ。ぼけーっとネット見てるだけの時間をもっと有効にだな…、と何度思ったことか(でも治らない)。

オレンジは夜のアロマバスに登場頻度のとても高い精油です。浴槽に入れた瞬間の香り立ちの良さ、それから気持ちを落ち着ける作用、いろんな精油と相性が良いこと、などからとても使いやすい。逆に案外使わないのはレモン。どうも朝の精油というイメージが抜けません。別にレモン入れたから眠れなくなるってわけでもないのにね。

2016年3月11日金曜日

オレンジ、イランイラン、バニラ


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久しぶりに甘い香りのお香を焚いてみて、その甘さに浸ったままでいたかったので選んだブレンド。もちろんお香と同じ香りにはできませんでしたがなんとなく雰囲気は保てました。

バニラっぽい香りが欲しいのなら安息香(ベンゾイン)を使うことが多いと思うんですが(入手しやすいしね)、安息香は後で固まっちゃうので浴槽の掃除が面倒です。私がやり方ヘタクソなだけかもしれませんが。なので今回はずっと前に買っていてしまったままだったバニラ精油。

写真はバニラの花です。ラン科なのでこういう綺麗な花を咲かせます。
バニラの香りはマメのような実をキュアリングと呼ばれる独特な発酵過程を経て作られるので、多分花にはあの香りはないと思われます。

オレンジ、ジュニパー、レモングラス(朝風呂)


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夜行バスで帰ってきた翌朝のお風呂。
ジュニパーは鉄板として、グレープフルーツとサイプレスですっきり目にと思ってましたら私としたことがグレープフルーツ切らしてましたわ。なのでオレンジとレモングラスに急遽変更。甘いけど内側に草っぽさのある香り。

特に朝らしい精油を使っているわけでもなく見栄えがしないんですが、長距離バスのあとはジュニパーの出番がとても多いのです。脚がすごくむくむので。余裕があればトリートメントオイルを作ってふくらはぎを揉んでみたりもします。
一番いいのはずっと同じ姿勢じゃなくてなるべく足を動かすことなのでしょうけれどね。夜のバスでは可能な限り眠らないといけないのでそれも難しい。

2016年3月9日水曜日

イランイラン、乳香、サンダルウッド


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スギ花粉すごくなるから!本格化だから!と騒いだ数日前に比べると症状は落ち着いています。雨のおかげでしょうか。またお天気回復したら酷くなるんでしょうか。早く花粉を出し切って欲しいものです。

おかげで今日もまた花粉シーズンらしからぬブレンドが楽しめます。
サンダルウッドに乳香、あと一つ何にしようか迷ったのですがここはある程度個性の強いものじゃないと、とイランイランをチョイス。クラシックな香水を思わせる正統派の芳香です。

写真はサンダルウッドの花だそうです。木は大きくなりますが花はずいぶんと小さいのですね。日本で見られるところはないのかなあ。

2016年3月8日火曜日

ライム、スコッチパイン、サイプレス


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ここ数日すごかった目のかゆみが少し収まってきたので、「痒みを止めてくれそうな精油」から少し離れてヤニ風呂(樹木の)にしてみました、

ライムには独特の暗さがあるので渋い樹木系ブレンドになるな、と期待したのですがちょっとおとなしすぎる感じでした。明るくなりすぎず、樹木精油の苦味を邪魔しない、という部分はいいのですが華やかさに欠けるのです。樹木系といえど若干は甘さがあった方が好感の持てる香りになるんですね。レモンなんかも加えたほうが良かったのかも知れません。

2016年3月7日月曜日

オレンジ、カモミールローマン、ラベンダー


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スギ花粉がいよいよ勢いを増してきてしょっちゅう目をこすってばっかなのでアロマバスも「刺激の少ないものを」ということしか浮かびません。斬新なブレンドとか希少な精油を使うとか当分は無理ですね。すみません。

刺激少なめ、というとカモミールしか浮かびませんでした。本当は痒みに有効といわれるジャーマンの方がいいんでしょうけれど香り的にはやっぱりローマン。そしていつも以上に依存度が高まっているラベンダー。柑橘は少し明るい気持ちになってリラックスしたいのでスイートオレンジ。ありふれたブレンドではありますが、これはこれでとても良い香り。

しかしいつまで頑張ればいいのでしょうか。今年は福岡の飛散量少ないとか聞いた気がするんだけれどな…。
東京で自転車乗るときに使ってた花粉症用メガネひっぱり出そうかしら。あれかけてるとこ自分で見ても吹き出すくらい滑稽なんだけど。でも一番酷かった時は格好なんて本当にどうでもよかったですからね…。

2016年3月5日土曜日

ギンバイカ、ラベンダー


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Myrtus communisは「マートル」の名の方が知られているのかも知れませんが、私はかたくなに「ギンバイカ」と呼びます。なんか響きが好きなんです。漢字で書くと「銀梅花」というどことなく中国っぽいニュアンスが出るところも好きです。花の形がちょっと梅に似てますよね。

ギンバイカ精油は酸化物類の1,8シネオールを多く含むので呼吸器系に効果ありとされます。花粉症で咳が出る時などによいかもしれません。またこれがラベンダーと相性がよく、ブレンドするととてもまろやかな優しい香りになるのです。

写真ではわかりづらいですが、この白いかわいらしい花は案外小さく、親指の爪くらいの大きさしかありません。そして精油になるのはこの花ではなく葉っぱの方です。

ギンバイカは花が咲いてないと地味な植物なので目立ちませんが、九州、少なくとも福岡市内ではけっこうあちこちに植えられています。
内輪話でよその地域の方には申し訳ありませんが大濠公園のランニングコースの植え込みで見かけました。初夏くらいに花が咲きますから案外見つけやすいです。気になった方は一度見にいらしてください(もしなくなってたらごめんなさい)。

2016年3月4日金曜日

カユプテ、ラベンダー、乳香


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スギ花粉飛散の本格化により、これからしばらくは花粉症の症状を軽くすることに主眼を置いたブレンドになっていくと思います。

東京に住んでいた頃は眠ることもできないくらい酷かったですからそれに比べると今はずいぶん楽ではあるんですが、私が一番悩まされる症状はなぜか鼻腔の奥の一箇所がキリキリ痛むというもの。もしかしたら傷があるのかもしれません。乾燥すると酷くなるので部屋の湿度は高めにし、外出時のマスクも欠かせません。
なのでこの痛みを和らげてくれるような香りが好ましいわけです。ですからラベンダーの登場回数がまたしても増えることになります。カユプテや乳香は単独ではキリッとしてますが、ラベンダーが入るとなんかいい感じに丸くなるんです。

鼻づまりが酷iい時にはユーカリ・ラジアタやティーツリーをよく使っていました。
鼻炎の症状にはペパーミントやハッカ油が効果的と言われることもありますが、散々サロンブログの方で書いた通りケトン類が多く含まれているので禁忌があります。妊婦さんや子供さんや持病のある方、お年寄りなどには使わないようにしましょう。健康な成人ならばそれほど問題は無いでしょうが、くれぐれも控えめに。

写真はオマーンのマスカットという街の乳香市場だそうです。無造作に積み上げられてる袋の中身がみんな乳香だと思うと心臓が苦しくなるくらいのときめきを感じます。

2016年3月3日木曜日

ユズ、ジンジャー


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昼間は温かい福岡でしたが夜になって冷えてきたのでジンジャーが恋しくなりました。どこかの「和精油コスメ」にありそうな組み合わせですがたまにはいいかなと。じわじわ温まりました。

日本産の柑橘精油の中では香りの面においてユズが一番いいと思います。夏みかんやカボスも良い香りなんですが、ユズの甘さとほろにがさと爽やかさのバランスにはかないません(もちろん個人的見解ですので軽くスルーしていただけると嬉しいです)。柑橘精油のリスクの一つである光毒性(つけたまま日光に当たるとシミになる作用)も気にしなくて良いようですし、できればもっと手軽に買えるようになってほしいものです。

2016年3月1日火曜日

グレープフルーツ、ラベンダー、ジュニパー


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ジュニパーとグレープフルーツをあわせるとどこかのダイエット用マッサージオイルみたいになってしまうので(別にそれが悪いというわけではないんですが…。)ラベンダーも組み合わせてみました。

写真はジュニパーJuniperus communisの実。実だけから採取した精油は「ジュニパーベリー」と呼ばれます。単に「ジュニパー」だけだったら実の他に枝葉も入っていると考えてください。
香りはジュニパーベリーの方が甘くてすっきりしており、ジュニパーのほうは少し苦味とグリーン感が出ているように思います(とても個人的な感想なのであまりあてにしないでください)。

ナード・アロマテラピー協会では「ジュニパーベリーは冬に野鳥の餌になるため、環境保護の面からは枝葉も使うジュニパー精油の使用が望ましい」との見解を出しています。有効成分としては大きな違いはないそうです。

熟すと写真のように濃い紫色になります。イタリア旅行の際未熟果がなっているのをみたことがあるのですが、完熟果にはお目にかかっていません。ドライだったらスパイスやハーブティーとして売られているんですけれどね。

2016年2月29日月曜日

ラベンダーのみ


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福岡市でもスギ花粉の量がだいぶ多くなってきたらしく、体調を崩し気味の日々が続いています。
一応抗アレルギー剤を飲んでいるのですがとにかく花粉を浴びないことが一番の薬。外出時にはマスクが標準装備ですが、目が痒いのがとにかく参りますね。

調子が悪くてブレンドを考える余裕がないとかあまり「濃い」香りに触れたくない、でも香りの無いお湯に漬かりたくない時、ラベンダー精油だけのアロマバスをよくやります。私にとっては食欲が無いときかろうじて食べられる、お粥と梅干みたいなものですねラベンダーは。

2016年2月25日木曜日

ベルガモット、カモミールローマン、プチグレン


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またのんびり緩めるためのブレンド。リッチにいきたい場合はネロリを使いますが、普段の風呂にはプチグレン。トップノートの柑橘はもちろんオレンジでも良いですが、ここは上品さを求めてベルガモットにします。カモミールはローマンを。絶対にジャーマンではいけません。

ビターオレンジCitrus aurantiumはアロマ的にとても働き者の植物で、花はネロリ精油となり、枝葉はプチグレン精油として流通しています。
もちろん果皮から採取されるビターオレンジ精油も存在しますが、スイートオレンジCitrus sinensis精油のシェアの方が多いため、取り扱いメーカーはそんなに多くないです。

スイートとビターの香りの違いは素人目にはほとんどわからないといっても良いくらい。言われてみれば…、という程度です。
そういや何年か前のナード・ジャパンのセミナーで大ボスのドミニック・ボドゥーさんが「これからの私の話に出てくるオレンジはすべてビターのことだと思ってください」と言っておられました。あちらのメディカル領域ではビターの方がメジャーなようですね。

2016年2月24日水曜日

レモン、ラベンダー、ブラックスプルース


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ブラックスプルースPicea marianaはマツ科トウヒ属の針葉樹で、クロトウヒ、マリアナトウヒなどの和名を持ちます。たくさんある樹木系精油の中ではそう目立つ存在じゃないと思いますが、渋さが少なく落ち着いたなかなか良い香りです。

私だけかも知れませんが、このブレンドは「墨」の香りに似ていると思うのです。「炭」じゃなくて書道の「墨」です。どういうわけだかわかりませんが「和」を感じるのです。

大変な悪筆で不器用で落ち着きのなかった(今でもです)私は書道の授業に良い思い出など一つもないのですが、昔から墨の香りだけは好きでした。なので墨だけは喜んでせっせと摺っていたように思います。筆を持つのは渋々でしたけれどね。

上等の墨には良い香料が配合されてるのだそうで、昔は「甘松末・白檀・龍脳・梅花・麝香等」などが使われていたのだとか。うわあ欲しい!(「見たい」じゃなくて「欲しい」です。我ながらあまりの強欲さに呆れます)
参考サイト様:墨の香料は何でしょうか。

2016年2月23日火曜日

オレンジ、ローズゼラニウム、レモングラス


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レモングラスの斬新なブレンドを考えてみよう…、と思ったんだけど結局はどっかで使ったような組み合わせになりました。目新しいことするのヘタクソ。でもまあこれはこれで。

感想は人それぞれですが、私はレモングラスにもローズゼラニウムにもこれでもかって程の甘さを感じます。花精油の甘さとはかなり違い、柑橘っぽさとかグリーン感を持っているのでしつこくなく清涼感のある甘さです。レモンやオレンジ主体のルームスプレーを作る際少し加えると柑橘を際立たせてくれて香り保ちも良いように思います。

レモングラスもローズゼラニウムもあまりいい写真がないのでここはオレンジで。

2016年2月22日月曜日

マンダリン(緑)、ラベンダー、サイプレス


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あっさりめのブレンドにしようと思っていたのですが、マンダリンが効きすぎました。イメージではもっとサイプレスがじわじわ感じられるはずだったのに。
あんまり厳密にやってるとすぐ嫌になってしまうので分量はかなり適当なんですが、それも考えものですね。ちょっと改めたほうがよさそう

写真はサイプレスCupressus sempervirensの枝葉です。この木はあんまり横に広がらず鉛筆みたいにしゅっと細長く高く成長するのが特徴なのが面白く、樹木全体の写真を掲載したいのですがなかなか思うようなの(そして利用可能なもの)に巡りあえません。日本でもあんまり背が高くなった木は見かけませんね。

2016年2月20日土曜日

ベルガモット、カモミールローマン、ラベンダー



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ゆるくゆるく緩められるものを、と求めてたどり着いたブレンド。ちょっと大げさですかね。
カモミール精油には主にローマンとジャーマンの2種類があり、皮膚トラブルに使うのなら圧倒的にジャーマン(精油が青いのでカモモミールブルーという別名もあり)だけれど、香りで選ぶなら圧倒的にローマンです。くどくなくて邪魔にならない丸さと甘さが疲れた脳を優しくほぐしてくれるような気持ちになれます。

写真はローマンカモミールの学名Chamaemelum nobileで検索して出てきたもので看板もあるしまずローマンで間違いないと思っていますが、以前近所にあった量り売りのハーブ屋さんにあったローマンは菊みたいな八重の花でした。どちらがホンモノなのか私にもよくわかっていません。

お店のスタッフが教えてくれたのですが、その八重のカモミールはシングルハーブティとしてはあんまり美味しくないそうです。ついかわいらしさに負けて買ってしまったけど苦かったと言っておられました。

2016年2月19日金曜日

グレープフルーツ、ティーツリー


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スギ花粉ちょっとずつ増えてきている様子なので今日もティーツリー。ああ憂鬱。おとなしくしてシーズン終了をひたすらに待ちます。

ティーツリーに柑橘をブレンドする場合もっとも合うのがグレープフルーツです。ティーツリーのノートは真ん中らへんあたりに明るいフルーティな部分があり、そこがグレープフルーツとマッチする気がするのです。オレンジやレモンでは軽すぎる。グレープフルーツの苦味も重要ポイント。ライムでも悪くは無いけどちょっと暗くなる(お好きな方ごめんなさい)。

2016年2月18日木曜日

ライム、ホーウッド


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たまにラベンダー以外でリナロールを味わいたくなるときホーウッド(ホーリーフ、芳樟)に頼ります。少し前に書いた通り、ホーウッドはクスノキやらラヴィンツァラのケモタイプ精油であり植物学的には同じものなのであんまり絵的には面白くない。従って今日の写真はライム。

ホーウッドは絶滅の危機に瀕しているといわれるローズウッドに香りがよく似ており、代用として十分使える精油ですが、これそのものもそんなにたくさん生産されているわけではないのであまり出回っていませんね。ライムの上品な渋みととてもよく合います。

2016年2月17日水曜日

オレンジ、ジャスミン


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今日使ったジャスミンは精油ではなくチンキです。ホワイトリカーにジャスミンを漬け込んだもの。それにオレンジ精油を加えています。

同じ材料で無水エタノールでも作ってみたのですが、ホワイトリカーの方がいい香りが出ました。水溶性の芳香成分が多いんですね。多分化粧水などにも使えると思いますがまずはアロマバスに15~20mlくらい使ってみました。ふんわり丸みがあってみずみずしい花の香りです。

無水エタノールでも香りが出ることはでたんですがちょっと甘さに欠ける感じ。なんとかうまく精油をブレンドして香水にできればと思っています。

2016年2月16日火曜日

ネロリ、乳香、サンダルウッド


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普段ならプチグレンのところをたまの大盤振る舞いでネロリ、そしてうっかり入れすぎて、とろみがついてるんじゃないかと疑うくらいまったりと甘い香りのお湯になりました。ほんのりと渋みを含んだ上品な甘さ。
そして合わせるのは何といってもサンダルウッド。クラシカルすぎると斬新さを求める向きもあるかもしれませんが、古臭くても良い香りは良いのですよ。乳香はもう少しきかせるべきでした。完全にネロリの影に隠れちゃってる。

数年前の花摘みイベントで咲いていた甘夏ネロリの生花はくちなしのような華やかさがありました。あの香りを精油に落とし込むことってできないでしょうかね。

2016年2月13日土曜日

ラビンツァラ、ラベンダー、ティーツリー


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相変わらず頭が重くて体がだるい…。これ花粉症が始まってるって考えたほうがいいかな。スギ花粉はまだ少なめなようだけれど。

ラビンツァラはいまいち有名になりきれない(もちろん少し勉強した人は知ってるけど)精油という印象を持っていますが、一度この香りを知ったらファンになる方がけっこう多いです。やわらかくて角のないユーカリみたい。サイダーのようなしゅわっとした清涼感があります。例によってラベンダー、それと花粉のこと考えてティーツリーとブレンド。

写真は一応ラビンツァラの学名であるCinnamomum camphora で探してでてきたものですが、もしかしたらラビンツァラではないかも知れません。どんな謎かけだと思われるかもしれませんが、いわゆる「ケモタイプ精油」というやつなのです。植物学的には同じものなんだけど含有成分が大きく異なっているというアレですね。

Cinnamomum camphora の名で知られている精油は3つありまして、

1つ目がこのラビンツァラCinnamomum camphora CT Cineoleで1,8シネオールが主成分、2つ目はホーウッド(ホーリーフ、芳樟)Cinnamomum camphora CT Linalool でリナロールが主成分、ここまではご存知の方も多いと思いでしょう。

最後の一つがカンファー(樟脳)です。この精油はアロマテラピーの世界ではあんまり重要視されておらず(虫除け以外では使いにくいですからね)、商品化しているメーカーも多くはありませんが、原料となるのはクスノキCinnamomum camphora です。樟脳工場を見学してきたのでお暇な方はお読みください

ですからCinnamomum camphora で検索をかけて出てきた写真がどのケモタイプにあたるかまではわからないわけです。相当マニアな人でないとそういうの併記しようと思いませんからね。ただ植物学的には近しいというか同じものですから、外見はほぼ同じと考えてもよいかと思います。

ややこしいですよね。ラビンツァラにはもう一つ面倒ないきさつがありまして。10年ちょっと前くらいまで違う学名をつけられていました。そのお話はまた今度ラビンツァラの風呂に入った時に。

2016年2月12日金曜日

ペパーミント、ジュニパー、サイプレス


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昨日から頭痛が続いていて(多分眼精疲労によるもの)、ラベンダー以外で緩めてくれるものが欲しくなり本当に久しぶりにお風呂にペパーミントを使いました。血圧が上がるようになってからは控えていたのですがたまにならいいだろうと思いまして。サロンサイトのほうでペパーミントやハッカ油の記事を書いてきたのでその影響もなきにしもあらず。

とはいっても本当にほんのちょっと。ジュニパーとサイプレスの森林ぽい香りを軽くして清涼感をほんの少しプラスというイメージ。
精油がトータル5~6滴くらいのなかにペパーミントは1滴しか入れていないのですが、それでもかなりヒヤヒヤしたものを皮膚に感じます。

改めてメントールって凄いですね。久々に夏のペパーミントバスの感触を思い出しました。温かい夜でよかった。



2016年2月10日水曜日

マンダリン(緑)、ラベンダー



目新しいブレンドではないけれど疲れ(というか眼精疲労)を緩めるには良さそうだということで。
それほどぴんとこなかったマンダリン精油ですが、なるべく身近に使うようにしていると少しずつ良さがわかってきました。

そういえばしょっちゅうラベンダーを使っている割にこのブログでは画像を載せたことがなかったなと思い北海道の写真を漁ってきました。中富良野の彩香の丘さんで撮ったものです。
有名なファーム富田さんはとにかく混みあっててね。人が入らないように撮るの難しいくらいなんですよ。ああ北海道行きたすぎて胸が苦しい。

ちなみにこのブログで「ラベンダー」と書いているのは特に但し書きが無い限りラベンダーアングスティフォリアLavandula angustifoliaです。他にもスピカとかストエカスとか有用な作用を持つラベンダーがありますが、お風呂にはまずアングスティフォリアしか使わないと言っていい(私が、ですけれども)。

2016年2月9日火曜日

ローズゼラニウムウォーター


http://www.ashinari.com/2012/06/14-363346.php

昨年秋に久恒山林さんでいただいてきたローズゼラニウムの蒸留水、ワークショップに使った分とは別に取り分けて大事に使っていたのですがそろそろ尽きかけてきました。名残惜しいですがいつまでもとっとくわけにもいかず200ml投入です。

精油成分のたっぷり含まれたハーブウォーターでなんともみずみずしい草っぽさと甘さに包まれます。精油になるとくどいまでの甘さでなんか別もんの感じですが、このウォーターにはまだグリーン感を多く残っているのですっきりして心地良いんです。

ハーブウォーターは手軽にさっと入れられるし精油と違って刺激にも気を使わないで良いし、お風呂には最適な素材ではありますが、いかんせん「買ったら高価だからそんなにざぶざぶ使えない」という問題があります。
私は上記のようにいただいたり自分で蒸留したりするので200mlとか簡単に入れてますが、普通に買ってたら2000円位しますよね。安くても。

2016年2月6日土曜日

ティーツリー、ラベンダー



ものすごく前に撮った写真を何とか探し出しました。
商用可(で無料)のティーツリー写真がこんなに見つからないとは思わなかった。


眼精疲労なのか風邪なのか飛び始めたスギ花粉の影響なのか少し頭痛がするのであまりくどい香りは欲しくなくてこの組み合わせ。昼間はディフューザーでティーツリーとハッカ油のブレンドでしたが、お風呂ならラベンダーの方が良いと思って。

花粉シーズンにうちで一番使用頻度が高くなるのはティーツリーです。
この時期、鼻づまり解消にペパーミントやハッカ油をマスクにつけたりティッシュに落として吸い込んで、というのをよく見かけますが、ミント類は一気に吸い込むをクシャミがやたら出たりするので私としてはあまりお勧めしません。軽く室内芳香するんならいいですが。スペアミントだったら大丈夫かな。だけど成分がかなり違うので鼻づまりに効果あるかどうかも疑問だったり。こんど調べときます。(今やれよ)

ティーツリーならば適度な清涼感があり吸い込んでもそれほど刺激が強くないのでマスクやティッシュでの吸入に向いているように思います。個人差があるでしょうから絶対にとは言いませんが、もし機会があったらお試しください。


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ついでにティーツリー精油はこちらでお買い求めいただけるとたいへん嬉しいです。
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